libraという暗号通貨で考える
libraという暗号通貨がこの間ニュースになっていました。
Libra影響力、世界が警戒 FB利用27億人「通貨」脅かす恐れ G7議論
天王星が今、牡牛座に滞在していますので、2026年くらいまで、お金や愛情に関して、物質的なこと価値観などに大きな変化が起こりそうです。
その一つにお金があります。天王星は革命、変容などの象徴でもあり、ある日突然変化する、全く今までとは違うものに変化する、革命的変化、という状態が起こりそうです。
暗号通貨は、今までの常識を全く変えてしまいます。それは、パソコンやスマートフォンという文明の利器が出てきたことで、初めて可能なお金なのです。
今までは、ある一握りの権力者(国家ではないですよ)がわからないようにお金の世界を支配していました。その権力から逃れたお金が現れてきているのです。
ただし、暗号通貨・仮想通貨は実際の銀行を通してやり取りされるものではないので、そのやり取りが取り締まれないところがあります。それを犯罪に使われる可能性もあり、未だに基軸通貨にはなり得ないのです。また、ハッカーによって、いろいろな仮想通貨の発行所からお金が盗まれてしまっています。そして、その犯人は捕まることがありません。お金を追うことができないからです。
そして、価格変動が大きすぎる。ビットコイン(BTC)が日本円で100万円まで高値をつけたかと思えば、あっという間に半額以下に落ちたりという経緯を見ると、お金としては安定感がなさすぎて、使いづらいですよね。
ということで、天王星が牡牛座に滞在中には、暗号通貨は通貨として世界に広がっていくとは思いますが、まだ、少し時間がかかりそうです。
libraという意味
Libraという名前も面白いですね。調べたら、古代ローマの質量、通貨の単位なのだそうです。(Wikiより)
それともう一つ、天秤座の学名もlibraなんです。
ラテン語で天秤を意味するというこの単語。天秤座という意味でもあります。

天秤座は正義の女神アストレアの神話が由来です。
人間の善悪を判断する裁判官の役目も務めていたアストレア。
天秤座の秤は、アストレアが正邪をはかるために使っていた天秤。
調和と公平の象徴である天秤。
ギリシャ神話では、人間界の黄金時代に、神々と人間は共存していました。
とても平和だった時代にアストレアは人間と交わり、正義を教えていました。
しかし、人間が家を持ち、畑を耕すようになると、
人々は貧富の差、強者と弱者の差がだんだんと広がっていきました。
悪がどんどんはびこり始め、善悪をはかるアストレアの秤も、
悪の方に傾きっぱなしになりました。
神々は人間に、絶望して天に登ってしまった。
アストレアは最後まで、人間に正義を説いて回っていましたが、
嘘と暴力に染まり、親子兄弟と争い、
国同士で戦争をするようになったので、
ついに諦めて天に舞い戻ったのです。
貨幣の世界に天秤座の名前が出てきたのは面白いですね。(実際はローマの貨幣単位での意味かもしれませんが)
悪と暴力。
嘘と欺瞞、貧富の差、強者と弱者、争い・・・
どこか現代の世界を思わせるような神話です。
牡牛座の天王星でお金も価値観も変わる
この、牡牛座の天王星が変えていくものに「価値観」というものもあります。今までは、「家を持つことに価値がある」「物を持つことに価値がある」「お金を貯めることに価値がある」と言われてきました。
しかし、これからの時代にはこの「持つ」「貯める」という意味が変わっていくでしょう。ものから体験へ、貯めるから循環へ・・・。
価値観は自分の所有から、大きな循環のサイクルへと移っていきそうです。
体験に価値があり、感じる感情に価値がある。お金は自分の体験と時間を獲得するために使うもの。
新しい価値観で、お金と物質に面白い変化が現れてきそうです。
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