星にはそれぞれ発揮する年齢域というのがある
占星術の太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星という惑星(占星術では、全てを惑星として扱います)は、それぞれ、影響の出る年齢というのがあります。
月は0歳から7歳。
水星は7歳から15歳。
金星は15歳から24歳。
太陽は24歳から34歳。
火星は34歳から45歳。
木星は45歳から57歳。
土星は57歳から70歳。
天王星は70歳から84歳。
海王星は84歳から99歳。
冥王星は99歳から115歳。
それぞれの年齢で、月は感情が育ち、感じやすく敏感。家庭が自分の人生に大きな影響を与えている。
そして、月とそれ以外の惑星のアスペクトがどのような角度を描いているかによって、それぞれの影響の出方が異なってくる。
調和のアスペクトが多ければ、調和の出来事が、不調和のアスペクトが多ければ、不調和な体験をする。
そういった、惑星の影響をその年齢域で体験する。
惑星が教える魂の成長
その、月なら、月の影響を、水星なら水星の影響を受けながら、私たちはどこへ向かっているのかというと、魂が磨かれていく。
水星の年齢域の7歳から15歳では水星の知性、学び、コミュニケーションなどを多く吸収していく。そして、水星のアスペクトがよければ、学びの早い、頭のいい子として、優秀な成績を収めていく学生時代になるでしょう。
金星の年齢域である15歳から24歳は、自分以外の異性に恋心を持つ年齢です。金星は、愛情を教える惑星。ロマンチックな美しく、楽しい恋愛に惹きつけられる。金星のアスペクトがよければ、モテる時代になるでしょう。金星のアスペクトが不調和ならば、愛情を表現することも、愛情を受けることにも不満があるでしょう。
火星の年齢域である34歳から45歳は、一番自分のエネルギーを発揮し、誰よりも上昇し、成果を勝ち取りたいと望む年齢域です。
火星のアスペクトが調和であれば、多くのことを勝ち取り、多くの成果を残し、多くの冒険をするでしょう。
不調和が多ければ、多くの挑戦は、空回りになり、エネルギーを無駄に使い、冒険は無謀な結果に終わるかもしれません。
木星の年齢域の45歳から57歳は、精神性が熟成されていきます。物質的な面だけ、自分のことだけで走ってきた人生でも、そこから多くの人が幸せになることへとシフトしていきます。色々なことへの感謝の思いを抱き始める年齢になるでしょう。お陰さまの力を、実感して、その恩恵をなんらかの形で、多くの人へ還元していきたいと思う年齢です。
アスペクトの調和が多ければ、精神は満たされ、より自分を磨いていくためにもっと広く知覚を広げて、多くの人に得てきたものをシェアしていくでしょう。
不調和が多ければ、無駄にエネルギーを使い、精神的にも雑に扱い、自分にも他人にも与えることよりも、得ることばかりを求めるようになるかもしれません。
土星の年齢域は、57歳から70歳。もう一度、自分に時間をかけて、多くの課題をこなしていく時期になるかもしれません。自分がこの人生で引き受けるべきもの、課題として取り組むこと。それを時間をかけて、じっくりと積み上げていく時期になるでしょう。ストイックにシンプルにやるべきことに集中していくでしょう。
天王星の年齢域は、70歳から84歳。
自分が思ってもいなかった、未知の自分との出会いになるでしょう。挑戦することを恐れなければ、思った以上に自分の変容ができる時期です。
海王星の年齢域は84歳から、99歳。
この年齢は、生命がある人、あの世へと旅立っている人、それぞれでしょう。海王星は、精神性がより高められる星ですが、それと当時に、騙されやすい意味も持ちます。献身性を発揮する年齢域。人のことに自分を投げ出しても構わないという高い精神を持ちながら過ごしていくでしょう。騙されやすい星でもあるので、オレオレ詐欺な度には気をつけたいところ。また、病気にも縁がありそうな星です。
冥王星は、99歳から115歳。この年齢域を生きられる人は、限られてくるでしょう。もしも、生きているのであれば、再度の復活、自分が潜在的に持っていたエネルギーが出てくるかもしれません。環境は全く変わってしまう可能性、見えない世界に繋がりやすい年齢でもありますね。あの世と近くなります。
それぞれの惑星の影響をざっと書いてみました。魂はそれぞれの年齢で、それぞれの体験をして、そして、最終的に地球での経験を終えて、この地を旅立っていきます。
星が導いているもの
私たちは、自分で自分のホロスコープを設定して生まれてきます。この命で、この地球で、どのような人と出会い、どのような体験をして、そして感情を味わい、そして、魂のステージを変えていく。
星が導いているのは、ホロスコープの計画を順次進行させていくこと。もしも、星の導いている体験が自分にとっては、「不要」であり、「卒業」であるということであれば、自分で「設定」を変更していくことも可能です。
それは、自分で「自分の星の設定」を理解した上で、うまく使いこなしていくこと。ただし、まず自分がどのような「設定」でどのように導かれているのかを理解していないと、「設定」を変更していくことができません。
まずは、星の導きを知り、その感情を味わう必要を知り、そして、不要な体験を自分で超えていく。
そのような使い方ができれば、ホロスコープは本当に「地図」「航海図」という役目になります。
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