解読の意味が少しづつ変化しているのは?
占星術も、時代によって解読の方法が変わったりします。それは、時代を経ることで、その時代の共同創造の部分もあるから。
吉凶の解読も随分変化してきています。ベネフィック(幸運)の星と言われる木星、金星、準ベネフィックの星の太陽、月、水星。
マレフィック(不幸)と言われる星の、土星、火星。準マレフィックの冥王星、海王星、天王星。
ただし、単純によい悪いで判断はしていません。
幸運、不幸の括りだけの解読は、現代では特になくなってきています。
土星が与える魂の成長、教師としての役割。火星の与えるチャレンジとしての性質。
ラッキーと言われながらも、怠惰な働きを増長させる木星と金星。癌などの病気が増幅するのも、木星が太陽や月とコンジャクションの時期になる人もいる。
単純に吉凶判断は今はしないのです。
共同で想像している世界
この世の中は、結局は人間の共同創造の世界です。潜在意識のもっと深い意識では、人類共通の意識のつながりがあります。その意識での合意がなければ、この世界で現実として現れることはない。
現実に残っていることは、共同でこの世界の合意ができているのです。
ですから、誰か最初の人が、「この星座の意味は、こうで、この星の意味はこうだ」ということを発信したとしても、最終的に、みんなが「そうだそうだ」ということで、合意をしているからの解釈になるわけです。
サビアンシンボルなども、ある霊能力を持った人が、独自のチャネリングで受け取った解釈が、読み解きのベースになっているわけですが、それを認めている人がいるから、解釈として広まっているのです。
どんな解釈でも、みんながオッケーを出して、意味が広まっていきます。
よりよい解釈をしていくために・・・
時代が変化することで、その星の配置とシンクロする出来事で、星の解釈がされてきました。
語学の解読でも、昔の解読と今の解読に違いがあるように、現代には現代の翻訳があります。
星のメッセージの解読も、現代だからの視点が加わることで、深いメッセージを読み解いていくことになります。
水星逆行も、月の意味も、過去の解読よりも、より精度が増し、また、より魂の目覚めの意味を加えて、解読がされるようになっています。
月の解読も、本当の自分の姿、という解読もあれば、自分が幻想を抱いているだけで、全くその性質はないという説も。
色々な読み方がされることで、共通の解読がなされるようになっていきます。
そういった意味では、占星術自体は、長い時間をかけて続いてきている古いものですが、常に進化し続けていると言えます。
共同創造の世界を、みんなで作り上げていくということで、解読もみんなの共通の思いが反映されているということですね。
一人一人が結局は作り上げている世界でもあります。
コメント