ホロスコープを読み解く
ホロスコープの解読には、出生図から自分の運命傾向を読むのと同時に、持っている性格や感情、心理状態なども読むことができます。
星がどの星座に属し、どのハウスに入り、どのようなアスペクトを組むのかということを読むときに、心の動きがどのような働きをするのかという視点で読んでいくのです。
太陽が月と組むとき、そのアスペクトから、コンジャクション(0度)ならば、新月。そして、角度が大きくなるに従って90度、スクエアは上弦の月。180度オポジションは満月。次の90度は下弦の月。そのようなイメージで見ていくと、新月はその星の強調の意味を持ち、90度は変化をしていく意味を持ち、180度は最高潮の時であり、手放しの時であり、全く相反する星座の意味を持ち、お互いを欲し、そして満足をしない状態。
月のたとえのように、それぞれの水星から冥王星までの星のアスペクトの状態の時には、それをイメージして解読していきます。
それぞれの星のアスペクトの影響は?
太陽が月とアスペクトを組むときには、自分の状態と自分の環境の変化を読み解く。自分の顕在意識と潜在意識の状態、父と母の関係などが表されている。
太陽と水星は、自分の知性の状態、仕事への取り組み。
太陽と金星は、愛情状態、金銭の状態。ただし、水星、金星は常に太陽の近くに存在しているので、アスペクトは狭い範囲でしか組まない。
太陽と火星は情熱の持ちよう、闘争心。スポーツへの才能。
太陽と木星は自分のリッチ度。守られ度。
太陽と土星は抑圧感、上司、親との関係。仕事への取り組み。世界がどう見えているのか?健康状態の強弱。古きものの好みのあり方。
太陽と天王星は人生の変化の大きさ、自分の世界と交わり方。オリジナリティをどのように持っているのか。
太陽と海王星は、芸術性、献身性、優しさ。騙されやすさ、騙す度合い。霊感の状態。
太陽と冥王星はカリスマ度。先祖との繋がり。思い込みの激しさ。
月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星もそれぞれの星同志の性格から、つながりを考え、読み解いていく。
それぞれの読み解きの中に心理の状態もある
それぞれの星の状態の読み解き方は出来事、そこから感じる感情の状態、性格的にどのようにその出来事を受け止めるのか?そういったホロスコープの個人が、起こる出来事をどのような性格で感情で受け止めるのかも読み解くことができます。
調和のアスペクトであれば、良い感情、ポジティブな感情として受け止め、不調和のアスペクトであれば、ネガティブな感情、卑屈な感情、怒りの感情としてそれを受け止めていきます。
それぞれの星座の関わりで男性星座が多ければ、行動で表現していくし、女性星座が多ければ、感情や受け入れの体制で変化を受け入れていきます。
星の影響はその人の魂の経験を示しています。どのような変化を経て、どのような感情を感じていくのか?そういった経験するものが描かれています。
そして、トランジットで経験していく魂は、その出来事を経験して、感情を経験して、そして、ステージを上げて変化していきます。
占星術はブループリントとして変化の地図として使うことができるのです。
当たる、外れるの占いから、魂の変化、ステージの変化、自分の魂の目指す状態へと変化していく地図として使っていきたい。
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