ドラゴンヘッドはカルマのポイント
占星術には、月の昇交点(ノースノード、ドラゴンヘッド)と月の降交点(サウスノード、ドラゴンティル)というポイントがあります。

月の軌道(白道)と太陽の通り道(黄道、地球の軌道)の交点です。
もちろん、本当に星か何かが存在しているわけではなく、通過地点のポイントです。
カルマの関係を表すとされています。
ドラゴンヘッドは、良きカルマ。
ドラゴンティルは、悪しきカルマの関係とされています。
ホロスコープの星々は、それぞれ反時計回りに回って生きますが、(それぞれ、牡羊座、次が牡牛座、双子座・・・というように)ドラゴンヘッド、ドラゴンティルは時計回りに回っていきます。魚座、その次が水瓶座、その次が山羊座というように。
ドラゴンヘッドの180度がドラゴンティルなので、ホロスコープでは、ドラゴンヘッドのみが表示されることが多いです。
影のポイントとでもいいますか、ドラゴンヘッドがどの星座に位置するのかは、自分のカルマの清算のポイントになります。
自分のホロスコープの中でどの星とアスペクトを組むのかによって、今生で解消しなければならないカルマが表されているとされているのです。
ドラゴンヘッドの入っている星座は今生で目指すべき方向
ドラゴンヘッドが入っている星座は、今生で、その星座のような生き方をするように促されているといいます。
例えば、獅子座にドラゴンヘッドが入っている人は、前世では、水瓶座のように、仲間や、友人を大切にして、平等であれと生きてきたようです。
そのため、今世では、自分優先、自分の子供心を大事にする、創造性豊かに生きることをテーマに生まれてくるようです。
個性を生かすこと。自信を持つこと。
人生を楽しむこと。
人生をゲームとして捉えること。
どこか観察者として覚めた目線になりがちなのは、前世のくせ。
今世は、自分が主人公として生きて行くのがテーマです。
そのように、12星座それぞれの行き方のテーマがあります。
トランジットのドラゴンヘッドも影響を及ぼす
トランジットのドラゴンヘッドもホロスコープ上では、日々動いています。
1年と半年くらいかけて一つの星座を移動していきます。
ドラゴンヘッドが自分の太陽星座に入ってくるときや、月の星座に入ってくるときにも、
自分の生き方を変えるような出会いがあることが多いです。
それは、自分の前世でお世話した人。
自分が良き善行を重ねてきたために、今生は逆に助けてもらえる人。
そんな出会いがあるようです。
(ドラゴンティルはその逆に、自分がお世話をする、恩を返す人)
人生は、人の出会いによって変化して生きます。
その人の出会いも、宇宙の大きな視点から見れば、出会うべきときに出会うようになっています。
ですから、カルマの清算が終われば、縁が切れることもあります。
そのときには、執着なく、そのご縁に感謝して、次に進んで行くのが良いでしょう。
星は刻々と動いています。
それは、流れる水のよう。
水は止まったり、溜めたままにすると腐ります。
流れて行くから、生きているのです。
ドラゴンヘッドは、どんどん動いて行くことによって、
自分の前世の良き出会い、悪しき出会い(受けた善行を返す)に導かれていきます。
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