サターンリターンとは?
10惑星はそれぞれ、360度のホロスコープを時間をかけて回っていきます。
それぞれの星の動きは、☽月、☉太陽、☿水星、♀金星、♂火星、♃木星、♄土星、♅天王星、♆海王星、♇冥王星という順番で、動きが遅くなっていきます。
一周するのにかかる時間は
月が約27日。
水星、太陽、金星がおよそ一年で一周。
火星が1年11ヶ月で一周。
木星は12年で一周。
土星が29・5年で一周。
天王星は84年、海王星が164・8年、冥王星が248・6年。
その中でも、土星のお里帰り、29.5年で生まれた時の土星の位置に土星が戻る時期。
同じ世代の人たちが一斉に迎える土星の一周回ってからの帰還。
それがサターンリターン。
1回目のサターンリターンは30歳前後にやって来ます。
この時期には、自分が今までの人生を、どのようにいきて来たのかを問われる時期になります。
土星が教えてくれること
土星の役目は、魂の教育者。
魂が本当の自分を生きているのかどうなのかを問われるのが、サターンリターンなのです。
30歳前後の頃には、仕事も家庭も、仲間との付き合いも、10代の頃の学生時代とはだいぶ変化しています。
また、親からの独立、精神的な独り立ちができているのかどうなのかも問われる時期です。
「親に言われたから」「上司に言われたから」「先生に言われたから」
そういった、他人の意見で自分の生き方を決めて生きてきた人が、一番試練を受けやすい時期なのです。
生まれる前から、私たちは自分で決めてきたテーマがあります。
そのテーマを体験するため、体験するためにこの世に生まれてきました。
この世の中で、苦労しないで生きるとか、良い収入を得るために生まれてきただけではないのです。
サターンリターンの時期には、今まで、自分が自分の魂に従って、生きてきた人は、この時期には昇進や、賞を受けるなど「よくやったね」というご褒美がやってきます。
一方、誰かに従い、自分の心を押し殺して、自分よりも他人を優先して生きてきた人は、リストラにあったり、健康を損なったり、対人関係では離反や離婚など別れが訪れる時期です。
今まで、「周りの人に良かれ」と思って生きてきた人には、「自分」を蔑ろにしてこなかったかどうかを問われる時期です。
土星は魂の教育者
トラブルが起こる時には、人は真剣に人生を考えます。
特に、サターンリターンは初めての試練の時期になりますので、親の助けが役に立ちません。
自分が自分で撰び取る必要があります。
このサターンリターンでは、誰かのせいにするのではなく、自分が自分の人生を引き受けることが大事になります。
自分で自分の人生を考える時期としては、サターンリターンを超えていくことは、自分の人生の密度が濃くなっていくきっかけになるでしょう。
土星が魂の教育者といわれる所以です。
58歳、89歳くらいの時期にも、サターンリターンはやってきます。
自分が人生を生きていく上で、必要のないものを切り離し、魂の純度を高めていくためにサターンリターンはやってきます。
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[…] 参照 サターンリターンで磨かれる […]