グレートコンジャクションとは?
土星と木星が0度のコンジャクションになることをグレートコンジャクションといいます。
ほぼ、20年ごとにやってきます。
来年、2020年には20年ぶりに木星と土星が会合。
正確なコンジャクションは2020年12月15、16日頃の山羊座の29度でのコンジャクション。
グレートコンジャクションは、政治と経済のあり方が大きく変遷する時期になります。
木星の拡大のエネルギーと土星の制限のエネルギーが交わることで、大きな変換のエネルギーになり、人類全体の意識を変化させていきます。
幸運の星ともいわれている木星ですが、宗教や意識の拡大の星でもあります。
また、試練と制限の星といわれている土星ですが、土台と大きな改革で時代を動かしていくエネルギーを持ちます。
かつてのグレートコンジャクションは、2000年、1981年に起こっています。
2000年は牡牛座で、1981年は天秤座でのコンジャクション。
働き方、経済の変化が大きく起こってくるでしょう。
1981年の天秤座のグレートコンジャクションの時には、日本は貿易黒字国として世界的にも強い国になっていきました。経済ではどんどん拡大していく時期にあり、アメリカからは新しい政策を打ち出された時期。そこからプラザ合意という新しい政策の1985年へと繋がり、これがきっかけでバブル崩壊が後に起こってきます。
個人の生活では、引越しをして、住む場所が変わったり、友人が変わったり、仕事を変えたり、結婚をしたり、というように環境が変わり、生きていくために意識を変えていった人が多かったはずです。
2000年の牡牛座の時には、金銭的な価値の変化、時代をつなげていくものの変化に変化が起こり、天秤座で対人関係の変化やパートナーシップの変化、結婚への考え方などにも意識の転換があったでしょう。
2000年の時には、その前の1999年から、木星と土星は牡牛座に滞在していましたので、1999年からその変化が現れていたと思います。
インターネットバブルなどで盛り上がり陰りが見えていた時代でしょうか。
大きなうねりは後から振り返ってみないとどのような変化を起こしていたのかがわからないことが多いです。
個人的な意識の変化を振り返ってみた時に、個人個人でこの1999年から2000年にかけてと、1981年などに、大きく環境が変わった人も多いのではないですか?
1999年から2000年の牡牛座でのグレートコンジャクションでは、金融ビッグバンなる制度改革が行われていた時期になりますから、お金のやり取り、証券の取引にインターネットが入ってきました。
携帯電話やインターネットがどんどん進化して、インターネットを使ってお金を動かすことができるようになりました。
価値観が変わり、自分の中のお金の概念も大きく変わっていった人が多かったでしょう。
今までの、お金の概念がどんどん変わっていくことになり、肉体労働からインターネットで稼ぐ、貯蓄から投資へという考え方が始まったのもこの頃から。
インターネットでお買い物ができたり、銀行の業務ができたりということがどんどん普通になっていきます。
この、インターネットが発達していくことで、この20年の変化は、2000年続いてきた色々なものをあっという間に変えてしまった感があります。
来年は山羊座で起こります。
そして、来年のグレートコンジャクションは山羊座で起こります。
仕事改革、政治改革、親や上位社のあり方改革など、今までの厳格にあった前時代からの延長上にあったこれらのことに、全く違う価値観が始まっていきそうな気配です。
しかも、ぴったりと重なる角度は、山羊座の29度ですから、もう後がない。
変化は必然の度数。
ということで、来年のグレートコンジャクション。
初めての体験の方も何度かの体験の方も、大きな波に乗ることになりますよ。
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